未来の名声優が誕生するかも

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アニメファンを中心に「声優」という仕事に注目が集まる中、中学生〜高校生による声の祭典「声優甲子園」が2012年1月12日まで参加者を募集している。すでに500人近くの申し込みがあるといい、将来のアニメ界を担う「金の卵」登場に期待が集まる。

北海道から沖縄まで参加

2010年までの「アニメ甲子園・ボイスアクト部門」を再編して発足したもので、前回大会には全国から400人が応募、プロとして活躍する声優も輩出している。

応募は指定のセリフや朗読を吹き込む形で行い、SNS「こえ部」を通じウェブ上からのエントリーも受け付ける。最終審査では勝ち残った10人がプロの音響監督の指導のもと実際にアニメへの「アテレコ」に挑戦し、各人役を入れ替えながら自慢の「声」を競う。

最優秀賞受賞者には「声優甲子園」の公式キャラクターを演じてもらうほか、被災地支援を目的に参加者によるボイスドラマの制作も予定されている。

「個性ある声優育成の場に」

主催のXarts(東京・千代田区)では、

「『声の仕事』に憧れる中高生が、実際にプロの世界に触れるきっかけ作りになれば。また単なるアイドル的人気に留まらない個性ある実力派声優を育てる場に、とも考えています。ゆくゆくは海外からの応募も受け付けたい」

と狙いを明かす。今回からは「アニソン歌手」の卵を募集する歌唱部門も新設し、こちらも現在応募を受け付けている。