【桃太郎電鉄】さくまあきら氏「ハドソン内部はガタガタ、このままでは桃鉄は消滅する運命」

ファミコンに始まり、ゲームボーイ、スーパーファミコン、最近ではiPhoneなど複数のプラットフォームで展開されてきた"桃鉄"こと、桃太郎電鉄(ハドソン)シリーズは1988年に汽笛のような産声を上げ、世にリリースされた。

同シリーズは一部タイトルを除き日本全国津々浦々、サイコロの目に一喜一憂しながらも電車を走らせてはご当地物件に大枚をはたき、収益を肥やしては時の勝ち組を目指す人気のボードゲームだ。

桃太郎電鉄の産みの親である、さくまあきら氏は自身のHPにて、読者とのやり取りを通じて発売元であるハドソンを以下のように評したことでネット住民たちの耳目を集めることとなった。

読者との一問一答

こんばんは。インターネットで検索をしていたら、このサイトにたどり着きました。素人の意見ですが、万が一でも参考になれば幸いです。
私は普段あまりゲームをしないのですが、みんなでわいわいできる桃鉄がとても好きで、未だに家族でスーファミの桃鉄をやってます。

●さくま「この間の静岡放送のみなさんも、いまもスーファミ版をやっていると言っていた」

最近、地デジ対策としてPS3とtorneを購入しました。そろそろスーファミを卒業してPS3で桃鉄をやりたいなと思い、探してみましたが、PS3版は発売されてないんですね。

PS3はゲーマーのゲーム機というイメージがありましたが、地デジ化対策ということでPS3を購入された方は結構な数いらっしゃるようですし（某家電量販店の店員さんの談）、一般層に浸透しつつあるんじゃないでしょうか？

私の友人の5人が持ってはいますが、そのうちの一人が「買ったはいいけど、やるソフトがない、なんかもうTVとBDプレーヤーを足した感じだよ」と言っていました。ソフトを探して見ても確かにPS3にはみんなでできるソフトが少ないですから、PS3版桃鉄を発売すれば需要があると思います。最近の地震で日本版を発売するのは難しいかもしれませんが、ユーラシア大陸版だったらぜひ購入させていただきたいです。

●さくま「それがもうハドソン内部がガタガタで、誰に決定権があるのかが、さっぱりわからない。いろんな人が、勝手なことを言っている。そんなわけで『桃鉄』は放置されたまますでに半年になろうとしている。たぶんこのままだと消滅する運命をたどりそうだ。もしそうなったとしたら、ごめん！東日本復興編だけは作りたかったなあ…」

【記事:猫またぎ】