トヨタの新型モデル、プリウスα。



トヨタの誇る新顔のエコカーは、どれだけ環境に優しいのでしょうか? それを見る評価軸があります。


それがLCA(ライフサイクルアセスメント)です。


生産から廃棄にいたるまでのクルマの一生において、どれだけ環境に影響を与えるのかを把握するものです。これはトヨタ独自のものではなくISO14040シリーズで国際標準化された評価方法です。そして、トヨタはいち早く、この評価を導入しており、新車カタログの片隅に評価を掲載するようにしています。


トヨタがピックアップした調査対象は、地球温暖化原因物質4項目(CO2、CH4、N2O、HFC134a)、そして大気汚染4項目(Nox、Sox、PM、NMHC)。素材から製造、走行、メンテナンス、廃棄にいたるまで、どれだけ排出されるかを算出しています。


そしてプリウスαはどうか? と見れば、CO2の結果が公式サイトに見ることができました。それは同クラスのガソリン車と比較約−36%というもの。



グラフを見ると、素材製造と車両製造までの排出量はガソリン車と比べてプリウスαの方が多いのですが、走行時(トヨタはいつも10年間10万km走行で計算します)に大きく削減をしているというわけです。


ちなみに普通のプリウスのCO2はといえば、43%減(2009年の資料より)。これはプリウスαよりも、ガソリン車に対する燃費向上率が大きいのが理由のようですね。


トヨタの車種別環境負荷物質の詳細のサイトはコチラ>>>http://www.toyota.co.jp/jp/environment/environmental_info/


<鈴木ケンイチ>


 


 


 




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