開幕から6戦で3勝2敗1分と、3年連続の最下位球団だった横浜ベイスターズが勝ち越しに成功している。森本稀哲、渡辺直人らの加入に、村田、吉村、スレッジ、ハーパーの活躍で、日増しに注目度を増している横浜について、16日深夜、TBS「S1」では、プロ野球解説者・野村克也氏が語った。

「意外性の野球の本質が出ているね。割合、弱そうなチームが勝ってる。これが野球なんですよ。続くかどうかが問題だけど」と切り出した野村氏は、横浜好調の要因を「ベンチのムードが物凄くいい。ひちょり一人入っただけで、あんな変わっちゃうとは。ベンチのムードってのは、凄い大事だから。ベンチってのは見学するところじゃない。試合やるための準備をする場所だから。いいムードの中で出ていくっていうのは大事なことですよ」と話す。

また、楽天監督時代のチームメイト・渡辺については、「トレードされた人は“見返してやろう”っていう気持ちを、“解雇された”っていう思いをうまく利用するんですよ。それをくすぐる。簡単にいえば“見返してやれ”ってもっていく」と選手掌握術を明かした。