原発事故の拡大に対し、東京電力の頼りなさを記者会見で吊し上げることがマスコミの役目でしょうか。一方で東京の街等からは食品とガソリンが消えています。真の国民の利益を考えて下さい。

副社長を始め、はなはだ頼りなさげで、要を得ない東京電力の説明に対し、記者会見で報道陣からの批判は燃え上がりました。また原発の事故についても、時々刻々と報道が続いています。

事故対応に瑕疵があったという点で、事故の責任が東電にあることは間違いありません。しかし今、マスコミが果たすべき役割は、東電を吊るし上げ、1次情報を引き出すことではないと思います。

真実を教えろ、真実の報道を、という声があるのはもちろんだし、放射能被害を受ける地域の方がいかほどに不安であるかは言を待ちません。しかし適切な情報が必要なのはこうした直接の被害地域だけであり、東京を始め、ただちに被害が及ばない地域に、リアルタイムで加工をしない情報は、パニックを煽る以外に意味があるのでしょうか。

原子力の仕組みや、原爆と原発の区別もろくにつかない私のような素人には、放射能はただ恐ろしい物、としか認識出来ません。どの程度の放射能が出たかをシーベルトで言われたところで、全く理解は不能です。
むしろ「それは大きいですね」とか「たいへんです」といった、情緒的な表現しかできないアナウンサーの発言は、正にパニックを煽るものとしか感じません。

一方、都内などでは、スーパーやコンビニ店から、パンやラーメンが消えました。ガソリンスタンドも大行列が続いています。
すべて自分勝手な買い占め行動であり、こうした行為を直ちに止めさせることこと、政府とマスコミの使命だと思います。全員が買い占めに走れば、在庫が払底するのは当然。身勝手なマイカー移動等で道路が渋滞すれば、物流が滞るのは当然。


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