(Photo/B.O.S.)

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 バルセロナ残留か、はたまた移籍か。その去就に注目が集まるバルセロナのアルゼンチン代表FWハビエル・サビオラが6日、スペインのTV局“カナル・プルス”のフットボール番組“エル・ディア・デル・フットボール”に出演し、自身の去就問題について語った。ユベントス、アトレティコ・マドリー、バレンシア、レアル・マドリーといったクラブがサビオラ獲得に関心を示していると噂される中、注目されるその将来について質問攻めにあったサビオラ。バルセロナから契約延長のオファーが届いたことを含め、いくつかのクラブからオファーを受け取っていると認めたが、「どのクラブともサインは交わしていない」と明かし、「シーズンが終わったら決断を下す」と明言。今のところは何も決まっていないことを強調した。

「バルサからの回答は受け取ったし、僕が受け取っている他のクラブからのオファーと比較しながら、シーズン終わりにまでに評価するつもり。まだどこのクラブとも契約を交わしていないし、僕はまだバルサの選手だよ。今は、しっかり練習し、監督に必要とされた時のためにもしっかり準備しておくことに留意している」。

 そうコメントしたサビオラは去就について慎重な姿勢を見せている。また、自身に関心を示すチームのユニフォームを着た合成写真を見せられたサビオラは、特にレアル・マドリーについて話が及ぶと「レアル・マドリー?ユーベやバレンシア、アトレティコ同様に偉大なクラブ。オファー全て評価しないといけないね」と答え、否定も肯定もしなかった。

「素晴らしいオファーもあるし、バルサからのオファーと比較した上で冷静に決断を下したい」と語ったサビオラ。バルセロナからのオファーは、2年契約、固定年俸220万ユーロ(約3億6000万円)に加え、目標の達成によって200万ユーロ(約3億2000万円)のボーナスという悪くないものだ。ただ、サビオラが第3FWとして捉えられていることが交渉でのネックとなるのは確か。バルセロナ残留か、それとも移籍か?サビオラがどのような決断を下すかに注目が集まる。

(スペイン通信)