イタリアでは現在、ホームゲームを開催する各クラブが試合球を決定できる形を採っているが、先日行われたイタリアプロリーグ連盟の理事会において、来シーズンからの試合球の統一化が正式に決定された。今シーズンはカルチョスキャンダル、またカターニャで起こった暴動による警察官殺害事件などで、各クラブはもちろんのこと、イタリアプロリーグ連盟も大きな損害を被ってしまった。そのため、プロリーグ連盟は試合球を同一のものとすることで新たなスポンサーを獲得し、損害を少しでも穴埋めしたい考えだ。現段階ではアディダスとナイキが有力候補とのこと。世界中の人々がテレビ観戦するだけに、両社にとっても大きなビジネスチャンス。こちらの争いのほうも熱くなりそうな気配である。