「味噌汁は出汁から取らないと」塩分1.2g減!「だし活」ブームでわかった “おいしい減塩” の秘訣
全国で「だし活」ブーム
日々寒さが深まる今、恋しくなるのが、鍋ものやおでん、そばといった、温かい出汁(だし)料理です。
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実は近年、出汁そのものへの注目が高まっていて、関連ワードの検索数は過去20年で年々右肩上がりに伸びていると言います。
出汁ブームが来てます!
「だし活」という言葉も登場する中、人気の料理教室を取材すると・・・
若女将 湛美奈子さん「出汁ブームが来ているんじゃないかと感じる」
熊本市中央区安政町で45年続く郷土料理の名店「鈴の家」の若女将・湛 美奈子さんは、江戸時代に始まった「近茶流」で指導者の資格を持つ腕前です。
湛美奈子さん「鍋の大きさと同じ長さの昆布を使ってください」
出汁の魅力は「健康」
月の半分は、少数制の料理教室で埋まっています。
「きちんとした出汁」をとりたいという人が増えているのです。
そんな、和食のエキスパートが感じる、出汁の魅力とは。
湛美奈子さん「やっぱり、健康に一番いいんじゃないかと思う」
出汁人気の理由のひとつが「健康志向の高まり」です。
こちらの女性が教室に通い始めたきっかけも…
受講者「まずは 子どものため。子ども達のモトを作っていくものとなると、ちゃんとしたものを食べさせてあげたいなって」
出汁→うまみ→減塩?
そこで誕生したワードが「だし活」。出汁のうまみで “おいしく減塩” する活動を指します。
ではいったい、どれほどの減塩になるのでしょうか。
向かったのは、西区田崎にある、「削りぶしのやまいち」。店内には、自社製造の削り節を始め、昆布やシイタケなど、多彩な出汁の材料が並ぶ、出汁専門店です。
代表を務める林豊子さん。
ここでも月に2回、教室が開かれています。
代表 林豊子さん「初回から満席ですね。それだけみなさん興味をもってくださっている」
熊本県内のみならず、全国から出張出汁教室の依頼が入るほど人気です。
そんな「出汁の専門家」に、減塩効果について尋ねると…
林豊子さん「大体ご家庭のお味噌汁の塩分濃度は大体1%」
これを重さに換算すると、味噌汁1杯分で、約2gの塩分量です。
WHOが推奨する「1日5g未満」を基準にすると、1食でかなりの量です。
林豊子さん「0.4%いかないんですけど、みなさんおいしいとおっしゃいます」
味噌汁1杯あたりだと塩分量0.8g。なんと1.2gもの減塩に!
「出汁をきちんと取る」ことで 「おいしく減塩」。これこそが出汁の魅力です。
熊本牛深の「雑節」で作る年越しそばつゆ
ちなみに熊本には、出汁にまつわる“日本一”があります。
林豊子さん「カツオ以外の節、雑節」
雑節とは、カツオ以外の、サバやイワシなどを使った削り節のこと。熊本・牛深は、その雑節の生産量日本一です。
プロの間でも、とても人気のある「出汁どころ」です。
中でもサバは、年末の定番、そばとの相性抜群だそうで…
林豊子さん「めっちゃ美味しくなります!」
「そばつゆ」試してみませんか?
“出汁の専門家”直伝の「そばつゆレシピ」が、こちら!
<出汁の専門家直伝 そばつゆレシピ>4人分
水1.5リットル・出汁昆布15g・サバ節21g・カツオ節30g・うすくち醬油120cc
ポイントは、「3つの出汁を“とる順番”」です。
まずは昆布。続いてサバ。最後にカツオ節を入れる事で、3種類の出汁がおいしくまとまります!
仕上げに・・・うすくち醬油を入れて、そばつゆが完成!手軽なカップ麺もいいですが、今年の「年越しそば」は、このレシピで、身体にやさしく、年越しを迎えてみませんか!?
