近年のセネガルは国際大会で結果を出している photo/Getty Images

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今月21日より、モロッコでアフリカ・ネイションズカップ2025が開幕する。シーズン途中の開催ということもあり、各国代表へ選手を送り出さないといけない欧州トップクラブにとってこの大会は悩みの種になっている。

ただ、アフリカの各国にとっては非常に重要な大会なのだ。2021年大会で初優勝を果たしたセネガル代表のFWサディオ・マネは、キャリアの中でアフリカ・ネイションズカップのタイトルが何よりも重要だったと振り返っている。

マネはリヴァプールでプレミアリーグ制覇、チャンピオンズリーグ制覇など多くの成功を手にし、その後移籍したバイエルンでもブンデスリーガを制しているワールドクラスのタレントだ。これだけでも十分すぎるキャリアだが、マネはアフリカ・ネイションズカップを制するまでセネガル国民から本当の意味で称賛されることがなかったと語っている。

「セネガルがアフリカ・ネイションズカップを制したことは1度もなかったからね。国民は、『あと一歩のところで勝てない代表チーム』といった風に見ていた。プレッシャーは大きかったよ。2021年大会中、5時間以上眠れた日はなかった。その時の僕はリヴァプールに所属していたけど、問題を抱えていたんだ。セネガル国民からの期待が大きく、『リヴァプールでは良いプレイなのにセネガル代表ではダメだ』なんて声もあった。プレミア、CLも制したけど、セネガル代表では何も勝ち取っていなかった」

「欧州の代表チームなら問題にならないんだと思う。でもアフリカでは違う。アフリカにはマンチェスター・ユナイテッドやリヴァプールのようなビッグクラブは存在しないから。彼らには代表チームしかないんだ。欧州の人も代表チームを愛していると思うけど、クラブチームをもっと愛しているところがある。セネガルでは反対だ。だからとにかく勝ちたかったんだ。アフリカ・ネイションズカップを制することで、プレッシャーから解放される。国民から認められ、子供たちの憧れになれるのは光栄なことだよ」(『ESPN』より)。

現在サウジアラビアのアル・ナスルでプレイするマネは33歳を迎えたが、今もセネガル代表の中心だ。目指すはアフリカ・ネイションズカップ2度目の優勝であり、モチベーションは高い。