大阪府の吉村知事（７月９日）

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　１７日投開票の兵庫県知事選で、斎藤元彦前知事が再選されたことについて、日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事は１８日、府庁で記者団に対し、「兵庫県民の皆さんが選んだ知事だから、リスペクトして連携していきたい」と述べた。

　斎藤氏に「脱帽です。おめでとうございます」と祝福メールを送ったという。

　同県議会の維新会派は、９月に斎藤氏に対する不信任決議に加わった。吉村氏は「不信任決議は知事の全否定だ。何ごともなかったかのようにというのでは、筋は通らない」と述べ、今後の対応は兵庫維新の会と協議する考えも示した。

　知事選は、維新を離党して出馬した前参院議員の清水貴之氏が、３位に沈んだ。得票は約２６万票と、２０１９年の参院選兵庫選挙区で清水氏が獲得した約５７万票の半数にも届かなかった。

　兵庫維新の会代表の片山大介参院議員は１８日、神戸市で記者会見し、「維新カラーを薄める戦略を取ったことが結果的に維新層が離れる要因になった。衝撃的な負け方だった」と述べた。