三笠宮妃百合子さま(2009年4月15日)

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 「謹んで哀悼の意を表するしだいです」。

 宮内庁では15日午前11時前から諸橋省明・宮務主管が記者会見し、百合子さまの逝去を発表した。

 同席した永井良三・皇室医務主管によると、百合子さまは3月に脳梗塞(こうそく)などで聖路加国際病院に入院後、心不全の症状もみられ、8月に軽い肺炎のため集中治療室(ICU)に入られた。

 その後回復し、9月には一般病室に移動してリハビリを続けられていた。永井氏は、百合子さまの最期のご様子について問われ、「特にお苦しみになることはなく、穏やかだったと聞いています」と語った。