アプローチの構え方は超カンタン!90切りを目指せるアドレスはコレ

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アプローチが苦手な人は必読!特に「スコア90が切れない」「グリーンまわりが苦手」な人への新基本を解説。

フェースは開くのではなく“かぶせて握る”と鈴木聖二コーチ。スコアを上げたい人は要チェックです!

かぶせて握ったクラブがスクエアになるように構える

フェースを「かぶせて握る」といいましたが、そのままフェースを「かぶせて構える」のではなく、アドレスするときにはかぶせて握った状態から、フェースがスクエアになるように戻すのがポイントになります。

かぶせて握ったフェースをスクエアにするには、手元とクラブを自分から見て少し時計回りに回転させます。これによって少しハンドファーストになって、右手首に角度がつくとともに左腕が内旋し、自然と左ワキが締まった状態の構えができるのです。

まずはクラブを左肩に担いだ形でグリップし、それを顔の前に引き戻します。すると自然とフェースがかぶった状態でグリップできるはずです。そこからフェースがスクエアになるようにハンドファーストにして構えたら、あとは両ワキや手首のテンションを保って、両腕の三角形を崩さずにスイングするだけです。

【Step1】クラブを左肩に担いでグリップ

まず左肩にクラブを担いでグリップする。クラブを肩の上に置いた状態にすると、クラブが重心角なりの向きになるので、フェースが自然に少しかぶる

こうするとフェースがかぶります

【Step2】そのまま手元とヘッドを上体の前まで下ろす

剣道の「面」のように担いだクラブを下ろし、手元がお腹の前、ヘッドが胸の前に来るようにセット。このときフェースが適度にかぶっているかチェック

【Step3】ハンドファーストにしてフェースをスクエアに

ヘッドは胸の正面に置いたまま手元を左にスライドさせる。これによってフェースはスクエアになり、左腕が内旋して左ワキが締まるとともに右肩が少し下がる

【Step4】ヘッドを地面に下ろしたらアドレスの完成

そのまま前傾しながら、ヘッドを地面まで下ろしてアドレスは完成。通常よりややフックグリップでハンドファーストの形が自然とでき、ワキが締まった構えになる

右手首が折れて右ヒジが下を向く

ハンドファーストになると右手首が甲側に折れ、右ヒジが下を向いて右ワキも締まる

あとは腕の三角形を保って振るだけ!

バックスイングはアドレス時よりも左肩が下がります(左)
インパクトはアドレスの形に戻すイメージ(中央)
フォローは右肩がアゴの下に入る感じです(右)

アドレスでできた両ワキの締まりや腕のポジションを変えずに、肩の上下動でスイング。両肩と腕でできる三角形をキープしたままスイングするイメージだ。

腕のテンションが変わったりヒジが曲がると、アドレスの形が崩れてしまう

いかがでしたか? このレッスンを参考に練習してみてくださいね。

レッスン=鈴木聖二
●すずき・せいじ/1980年生まれ。明治大学ゴルフ部主将としてチームを優勝に導く。現在は東京都多摩市の桜ヶ丘グリーンクラブなど都内でレッスン活動を行う。Golf Street所属。

アマチュア代表=飯田祐貴さん
●いいだ・ゆうき/1986年生まれ。ゴルフ歴は約4年とまだ浅いが、すでに平均スコアは90前半の腕前。しかし、アプローチが苦手でザックリのミスが多く、寄せの場面ではSWを敬遠しがち。

構成=鈴木康介
写真=相田克己
協力=日神グループ平川CC