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 広島から今秋ドラフト3位で指名された岡本駿投手(22=甲南大)が14日、兵庫県芦屋市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金5000万円、推定年俸1000万円で仮契約を結んだ。

 「入団するのだなとの思いが明確になりました。期待に応えられるように活躍したいです」

 最速149キロを誇る1メートル86の長身右腕で、「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」で侍ジャパンの守護神を務める巨人・大勢と同じ阪神大学野球連盟出身。大勢が関西国際大4年時のリーグ戦登板を観客席から見ており、「球が物凄く速かった。右打者の内角にもフォークやスライダーを投げたり、打者が全く手を出せていなかったことを覚えています。僕も日本を背負うような投手になりたいです」と大勢が歩んだ「出世ロード」を目標に掲げた。

 投手転向は大学入学後。球団は将来性を高く評価して、2、3年後に1軍戦力になることを期待している中、「開幕1軍に入って、少しでも早く活躍したいです」と言葉に力をこめた。

 ◇岡本 駿(おかもと・しゅん)2002年(平14)6月12日生まれ、徳島県勝浦町出身の22歳。小2から勝浦タイガースで野球を始め、勝浦中では軟式野球部に所属して内野手と投手を務める。城南(徳島)では1年秋からベンチ入りし、2年秋から背番号6。甲南大で投手に転向し、1年春にリーグ戦初登板。50メートル走6秒4、遠投110メートル。1メートル86、80キロ。右投げ左打ち。