スポニチ

写真拡大

 サッカー日本代表は15日にジャカルタで行われるW杯最終予選第5戦でインドネシア戦に臨む。14日には試合会場「ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム」で前日会見が行われ、森保一監督(56)とMF遠藤航(31=リバプール)が出席した。

 森保ジャパンが完全アウェーに警戒を強めた。試合の前売りチケットは完売。7万人規模のインドネシアサポーターが詰めかける見込みだ。前日13日には日本代表の練習場にインドネシアメディア約100人が殺到。サッカー熱が高まっており、当日も完全アウェーは必至だ。

 会見で指揮官は「明日のインドネシア戦、超アウェーで我々にとって厳しい戦いになる。日本サッカーを楽しみしているインドネシアの方々がいると思うし、アウェーの地で我々とともに戦ってくれるサポータが駆けつけてくださる。厳しい戦いを一丸で戦い抜く。選手は良い準備をしてくれている。個々の良さを出してタフに戦い、チーム一丸で戦い抜いてほしい」と話した。

 そして「代表を支えてくれるファン、サポーターの力をお借りしてW杯本大会の舞台に進められると信じている。チームとしてはW杯王者になる、大きな志を持って、目の前の一戦に全力を尽くす。インドネシア戦で我々の持っている全てをぶつけて戦う。そして確実に前進できる結果をつかみ取りたいと思っている」と意気込んだ。

 年内の活動を締めくくる2戦が始まる。9月に開幕したW杯最終予選はここまで3勝1分けでC組首位。10月シリーズの第3戦オーストラリア戦は連続無失点試合記録が「6」でストップしたが、1―1のドローに持ち込んだ。

 現在、DF陣で負傷者が相次いでおり、今回は谷口彰悟(33=シントトロイデン)も不在。DFラインは3バックの継続が予想されるが、板倉滉(27=ボルシアMG)を中心に再び無失点ロードを築けるか鍵を握る。

 ▽W杯アジア最終予選 18チームが3組に分かれ、各組2位までが出場権を獲得。3、4位の計6チームが2組に分かれてアジア・プレーオフを戦い、各1位が本大会出場を勝ち取り、同2位によるアジア9位決定戦を制したチームが大陸間プレーオフに進み、最大でアジアから9チームが本大会に出場する。