インドネシアのファンからコールを受けた長谷部コーチ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

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 ヨーロッパで活躍する選手をずらりと揃える日本代表は、対戦国でも注目の的となっている。

 森保ジャパンは現在、11月15日に行なわれる北中米ワールドカップ・アジア最終予選のインドネシア戦に向けて、敵地ジャカルタで調整している。

 現地入りする際、長友佑都が「サッカー熱が非常に高い。空港に夜中の2時に着きましたけど、10台ぐらいのテレビカメラとかファンとかが集まってたんで。自分がちょっとハリウッドスターになったのかという気分にさせられるような。これはなかなか僕の経験でもない」と語っていたように、日本代表は熱烈な歓迎を受けた。

 初日の練習には、50人を優に超えるインドネシアメディアの報道陣が詰めかけ、2日目も日本の選手たちが練習場に着くと、現地のファンから歓声が上がった。
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 さらに、トレーニング後に日本の選手やコーチ陣、スタッフが帰ろうとすると、「マコト・ハセベ!マコト・ハセベ!」と長谷部誠コーチへのコールが起きた。ひとりのファンが先導して、数人が一緒に叫んでいるようだった。長らくブンデスリーガで活躍した元日本代表キャプテンの偉大さを改めて感じた瞬間だった。

 また、日本代表の元10番である名波浩コーチにも「ナナミ、ナナミ」と声が掛かり、森保一監督のサンフレッチェ広島時代の7番のユニオームを手に、指揮官からサインをもらおうとする男性も。ちょっとした日本フィーバーが起きていた。

 インドネシアで日本のサッカーがリスペクトされている。そう感じた一コマだった。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)