侍ジャパン、Wヒロトに“明暗”もチェコに快勝 才木浩人は圧巻の3回無安打7奪三振 高橋宏斗は3回4安打1失点【プレミア12】

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才木が強化試合で圧巻の投球を見せた(C)TsutomuBEPPU/CoCoKARAnext

 プレミア12に向けた侍ジャパンの強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024 日本VSチェコ」が11月9日、バンテリンドームナゴヤで行われた。日本は打線が13安打7得点を挙げて7−1と快勝。投手陣は「Wヒロト」で明暗が分かれた。

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 先発の高橋宏斗は初回、先頭のメンシクに安打を許したが、続くエスカラを併殺打に打ち取る。しかし、3番のフルプには左翼フェンス直撃の二塁打を浴びると、4番のチェルベンカの適時打で1点を先制された。さらに5番のプロコップには死球を与えてしまい、二死一・二塁となったが、ムジクは三ゴロに仕留めて何とか1点のみで切り抜けた。

 2回も先頭を四球で歩かせたが、後続を打ち取り無失点で終える。3回はメンシクに右翼へ二塁打、エスカラからこの日初めての三振を奪うと後続も切って取り、高橋は3回4安打1失点という内容でマウンドを降りた。

 4回から2番手で登板した才木浩人は、この回を三者凡退で切って取ると、5回は先頭打者をフォークで三振を奪い、クビサは一ゴロ、メンシクからは150キロ直球で見逃し三振を奪う。

 6回は149キロ直球で見逃し三振、フルプに対しても149キロ直球で空振り三振、チェルベンカには150キロで空振り三振に切って取り、伸びのある直球で三者三振に仕留めた。才木は3回46球を投げて無安打無失点7奪三振と、圧巻の投球を見せた。

 打線は1−1の同点で迎えた6回一死一・二塁から牧秀悟の当たりを遊撃手が失策し、一死満塁から栗原陵矢が左翼への犠飛を放ち、1点を勝ち越した。さらに森下翔太が初球から積極的に振り抜き、左翼への適時打で3−1となった。

 7回は源田壮亮の三塁打から途中出場の清宮幸太郎が右中間を破る適時二塁打で4点目を入れると、さらに辰己涼介の3ランで7−1とした。33758人のファンが詰めかけたバンテリンドームは日本の怒涛の攻撃に酔いしれた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]