佐々木朗希「マイナー契約から世界一の選手に」 ポスティング手続き開始受け決意
「球団には感謝しかありません」
ロッテは9日、佐々木朗希投手についてポスティングによるメジャー(MLB)球団への移籍に向けた手続きを開始することにしたと発表した。右腕は「マイナー契約から這い上がって世界一の選手になれるよう頑張ります」などと決意を表した。
2019年ドラフト1位でロッテ入りした佐々木は今季、18試合に登板して自身初の2桁となる10勝(5敗)、防御率2.35をマークした。通算成績は64試合登板で29勝15敗、防御率2.10だった。23歳は球団を通じて以下のようにコメントを発表した。
「入団してからこれまで継続的に将来的なMLB挑戦について耳を傾けていただき、今回こうして正式にポスティングを許可していただいた球団には感謝しかありません。ロッテでの5年間はうまくいかなかったことも多かったですが、どんな時もチームメート、スタッフ、フロント、そしてファンの皆様に支えられながら、野球だけに集中してここまで来ることができました。一度しかない野球人生で後悔のないように、そして今回背中を押していただいた皆様の期待に応えられるように、マイナー契約から這い上がって世界一の選手になれるよう頑張ります」
今後はMLBに契約可能選手として通知され、45日間の交渉期間がスタート。契約が成立すれば、契約金と年俸の総額に応じて日本球団への譲渡金の額が決まる。佐々木は25歳未満のためマイナー契約に限定される。
2023年オフには山本由伸投手、今永昇太投手らが同制度で海を渡った。シーズン中からドジャース、ヤンキースなどの幹部が日本で視察を行っており、複数球団の争奪戦が予想される。(Full-Count編集部)