久保建英にとって「苦い100試合となった」 好調維持も苦境のチームに現地指摘「非常に厳しい結果」
久保はソシエダで100試合出場を達成したがチームは敗戦
日本代表MF久保建英は現地時間11月7日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)第4節ヴィクトリア・プルゼニ戦でスペイン1部レアル・ソシエダでの100試合出場を達成したが、この試合ではトップパフォーマンスを披露することはできなかった。
スペイン紙「AS」は「苦い100試合目」と久保を特集した。
今季の久保は公式戦15試合に出場。ラ・リーガでは11位と低迷するチームの中で最多3得点を挙げるなど気を吐いているものの、先発を外れてベンチスタートとなる試合も多く、現地メディアではイマノル・アルグアシル監督の采配が注目を集めている。
ソシエダで100試合目の出場となったヴィクトリア・プルゼニ戦は先発起用されたが、得点には絡めず、チームも1-2で敗れていた。AS紙は「ヨーロッパでの戦いは非常に厳しい結果。久保にとっては苦い100試合目となった」と伝えていた。
それでも同紙は「久保はサン・セバスティアン(ソシエダの本拠地)に必要不可欠な選手で、攻撃陣で最も想像力が豊か」と2022年夏にレアル・マドリードからやってきた日本代表MFの重要性を強調。今夏にはイングランド1部リバプールや中東クラブから関心も伝えられたが、それらのオファーを断ってソシエダでプレーすることを選んだ久保のさらなる飛躍に期待を寄せていた。
「タケ・クボはチュリ・ウルディン(ソシエダの愛称)でさらなる100試合出場を目指しているが、それは簡単ではないだろう。彼には大きな誘惑があり、リバプールからのオファーや、カタールからの巨額オファーも断ってきたからだ。現在はソシエダで素晴らしい道を進み、100試合出場の歴史を作った。順調にいけば、クラブの伝説的な選手であるアルザックやチョリン、オセアーノといった選手の記録も超える事ができる。彼はサン・セバスティアンで成長し続けることを望んでいる。彼の進化は止まらない」
久保が得点すればチームは負けないという不敗神話も17勝1分で継続中。節目の100試合では辛酸をなめたが、悔しさをバネにさらなるステップアップを遂げることができるのだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)