【本日の見通し】ドル円はイベント通過でレンジ相場か
  
 前日の海外市場では、ドル売りの動きとなってドル円は152円台後半まで下落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)では市場予想の通り0.25%の利下げを決定した。パウエル議長は記者会見で12月の金融政策の決定は「データ次第」との見解を示している。おおむね予想通りで特段のサプライズはなかった。
  
 6日に米大統領選の開票が進んで、共和党のトランプ候補の優勢が報じられると株高、ドル高、金利高が進んだ。ドル円は154円台後半まで上昇した。7日はその反動からドル円は軟調な動きとなり、154円台後半から152円台後半まで下落している。
   
 今朝の東京市場では152円台後半でもみ合いとなっている。米大統領選挙やFOMCといったイベントを通過して、152-153円台でのレンジ相場となりそうだ。
   
 ユーロドルは前日の海外市場で、買い戻しの動きが強まった。ユーロドルは6日に急速に下落。一時1.06ドル台まで急落する場面も見られた。その反動から1.08台を回復している。今日は1.0800ドル近辺でのもみ合いか。
  
 ユーロ円は前日の海外市場で、ユーロドルは強いものの、ドル円は軟調に推移する中、ドル円に追随して165円近辺まで下落している。165円台前半を中心とするもみ合いとなりそうだ。
  
MINKABU PRESS