マツダ、今期営業益予想2000億円に下方修正 日本などで販売減
Shiho Tanaka
[東京 7日 ロイター] - マツダは7日、2025年3月期通期の業績予想を下方修正したと発表した。営業利益は前期比20.2%減の2000億円(従来予想2700億円)を見込む。主力市場の北米での販売は好調だが、日本やその他市場での販売減などを反映させた。会社予想は、IBESがまとめたアナリスト14人による事前予想の平均値2459億円を下回っている。
売上高予想は同3.6%増の5兆円(従来5兆3500億円)、純利益は同32.6%減の1400億円(1500億円)にそれぞれ引き下げた。
通期のグローバル販売台数の見通しも、従来の140万台から135万台に下方修正した。
通期の前提となる為替レートは、1ドル=149円(従来150円)、1=ユーロ163円(同162円)に見直した。
これまで未定としていた25年3月期期末の配当予想は1株30円とし、年間配当金は55円となる見込み。前期は中間期25円、期末35円(特別配当5円含む)、年間60円だった。
4─9月期中間期の業績は営業利益が前年比20.5%減の1030億円、売上高が3.3%増の2兆3939億円、純利益は67.3%減の353億円だった。
同社は当初、7日午後3時半に決算を開示する予定だったが、誤って6日の昼前後に会社のウェブサイトに関連資料が掲載されたため、公表時間を早めた。
**会社発表の決算要旨は以下でご覧いただけます。
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120241101510098.pdf