観測史上最も遅い初冠雪となった富士山の頂上付近(7日午前9時51分、読売ヘリから)=杉本昌大撮影

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 立冬の7日、富士山で初冠雪が観測された。

 1894年の観測開始以来、最も遅かった。甲府地方気象台(甲府市)によると、気温が高い日が続いたためで、昨年より33日、平年より36日遅い。最も遅かったのは2016年と1955年の10月26日。

 6日夕から夜にかけ降ったとみられ、気象庁によると、山頂の気温は6日午後9時に氷点下10・5度、7日午前6時にかけて同8度台だった。初冠雪は同気象台から目視で確認する必要がある。6日に静岡県側で雪化粧した姿が確認されたが、同気象台からは雲に覆われ見えなかった。