「力の弱い女性を殺せば出られると思った」老人ホーム入居者で認知症の男が92歳女性入居者を殺害

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川崎市の老人ホームに入居する81歳の男が11月2日、同じ施設の入居者で92歳の女性を刃物で刺して殺害した疑いで逮捕されました。

阿部孝雄容疑者(81)は2日午前2時半ごろ、入居している川崎市宮前区の老人ホームの中で、入居者の川辺悦子さん(92)の上半身を刃物で複数回突き刺し、殺害した疑いが持たれています。

警察によりますと、別の入居者が悲鳴を聞いて川辺さんの部屋を確認したところ、血を流してあお向けに倒れていた川辺さんと、そばで立っている阿部容疑者を見つけたということです。

部屋からは複数の刃物も見つかりました。

阿部容疑者は容疑を認めていますが、認知症を患っていて、「力の弱い女性を殺せばここを出られると思った」と話しており、警察が詳しい経緯を調べています。