映画「パーフェクトプロポーズ Dream Edition」公開記念舞台あいさつに登壇した、左から野村康太、金子隼也、宝来忠昭監督(撮影・村上幸将)

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金子隼也(24)と野村康太(20)が26日、東京・TOHOシネマズ池袋で行われたダブル主演映画「パーフェクトプロポーズ Dream Edition」(宝来忠昭監督)公開記念舞台あいさつで、添い寝シーンなど劇中の愛あふれる共演シーンを生再現した。

「パーフェクトプロポーズ Dream Edition」は、累計発行部数21万部の鶴亀まよ氏原作のコミックの実写化作品。2月に配信がスタートしたFODでは、BL部門週間視聴者数ランキングで歴代1位を記録した大人気BLドラマ。アジアのファンにも人気を呼び、地上波でも放送された全6話の再編集版の映画化作品。

金子は劇中で、パワハラ上司にプレッシャーをかけられながら仕事に追われ、眠れない毎日を送るサラリーマン渡浩国を、野村は浩国が中学生の頃に仲良しだった深谷甲斐を、それぞれ演じた。映画化が決まった思いを聞かれ、金子は「ドラマの撮影から1年たって、配信され、反響を知り映画化。うれしい」と喜んだ。野村も「街中で見ましたよと。『舞台あいさつ、抽せんしたよ』と声をかけられた」と反響の大きさを素直に驚いた。

印象的なシーンを聞かれ、金子は甲斐が浩国の自宅を訪ねたシーン、野村は2人が初めて添い寝するシーンを挙げた。野村は「僕、カットが終わった後、おえつするくらい泣いちゃった。自分の中で気合を入れたシーン」と振り返った。

イベントでは、司会のフジテレビ生田竜聖アナウンサー(36)に促され、2人が劇中シーンを再現した。キスをしてしまうかと思うほど近距離で見詰め合い、観客の前で密着した2人は「恥ずかしい」と大照れだったが、宝来忠昭監督は「もうちょっと、ふざけると思ったら…意外と、真面目に照れずにやった感じで良かった」とOKを出した。

◆「パーフェクトプロポーズ Dream Edition」 パワハラ上司にプレッシャーをかけられながら仕事に追われ、眠れない毎日を送るサラリーマン渡浩国(金子隼也)はある日、どこか謎めいた美しい青年に「結婚まで約束した仲なのに…」と、突然声をかけられた。青年は、浩国が中学生の頃に仲良しだった深谷甲斐(野村康太)だった。あれから10年ほどがたち、大人に成長して浩国の前に現れ、住む所がなくなったと家に転がり込み、毎日ご飯を作ることを条件に2人の同居生活がスタート。ちょっと生意気ながら家事能力バツグンで、浩国の好きなものは何でも知っている甲斐との生活の中、仕事でうまくいかず疲れきった浩国は、おいしい料理と居心地の良さに癒やされていく。日々、年上の浩国をからかいながらも、自身の愛情をまっすぐに届ける甲斐の一方、彼が大切な存在と気付きながら、その愛を受け止めきれずにいる浩国。そんな2人の同居生活にもタイムリミットが近づいていた。