単身赴任中に浮気をした理由は? ※画像はイメージです(metamorworks/stock.adobe.com)

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離婚問題の情報提供メディア『ツナグ離婚弁護士』を運営する株式会社Clamppy(東京都中央区)は、このほど「単身赴任と浮気や離婚」に関する調査結果を発表しました。同調査によると、単身赴任中に浮気をしたりされたりした人は全体の4分の1程度の割合で、単身赴任中の浮気のうち71%が単身赴任をした最初の半年以内に始まっているとわかりました。

【グラフ】単身赴任中に「浮気をした人」「浮気をされた人」の割合は(調査結果を見る)

調査は、自身か配偶者(もしくは両方)が単身赴任をしていたことがある、現在している全国の男女1000人を対象として、2024年6月にインターネットで実施されました。

その結果、相手および自身が単身赴任中に、「浮気をした・浮気をされた」割合は全体の25.9%でした。単身赴任中の浮気の中でも、「単身赴任をした側」が浮気をしたケースは22.1%でした。

「単身赴任をした側の浮気」の中でも男性は「自分が単身赴任をして自分が浮気をした」が26.7%と一番多いのに対して、女性では「相手が単身赴任をして相手が浮気をした」が12.3%と一番多い結果となりました。

反対に、「相手が単身赴任をして残った側の浮気」は5.4%と、単身赴任をした側の浮気に比べて大幅に少なくなっています。

男女別で見ると、男性では「自分が単身赴任をして相手が浮気をした」が2.5%、女性は「相手が単身赴任をして自分が浮気をした」が2.8%となり、男性では「自分が単身赴任」をしている間の浮気が、女性では「相手が単身赴任」をしている間の浮気が多くなる傾向が分かりました。

「単身赴任中に浮気をした理由」で一番多いのは、「独身に戻ったような気になった」(21.3%)でした。ほか、「単身赴任をきっかけに出会いが増えた」(16.9%)、「外出しやすくなった」(15.2%)、「1人の生活がさみしかった」(12.0%)が続きました。

続けて、「単身赴任中の浮気が人生で初めての浮気でしたか」と聞いたところ、「初めて」が52.8%、「初めてではない」が47.2%と、おおよそ半分ずつの結果となりました。

また、単身赴任後の浮気は、「1カ月〜3カ月」が29.9%、「3カ月〜6カ月」が40.8%と、合わせて約7割の人が半年以内に浮気が始まっており、比較的早い段階で始まっている傾向がうかがえました。これを男女別に見ても、「半年以内」に浮気が始まったのは男性で75.2%、女性が57.4%と高くなっています。

次に、「浮気相手に自分が既婚である」と伝えている割合を調べたところ、全体の73.6%が既婚者であることを伝えていることがわかりました。

ちなみに、「単身赴任中の浮気がバレた原因」は、1位「携帯電話の中を見られた」、2位「自分のお金の使い方が荒くなり気が付かれた」、3位「配偶者が単身赴任先に来てバレた」、反対に、浮気をされた側が「浮気に気づいた原因」は、1位「連絡の頻度が減った」、2位「携帯電話の中を見た」、3位「相手のお金の使い方が荒くなり気が付いた」がそれぞれTOP3となっています。

また、単身赴任中の浮気がバレた後についても調べたところ、「離婚せず浮気相手と別れた」が44.4%、「離婚せず浮気相手とも別れていない」が21.3%と、離婚を選ばなかった人が65.7%いるとわかりました。なお、「離婚して浮気相手とそのまま続いた」人は11.2%でした。

最後に、「単身赴任中に浮気をされないための予防策」を尋ねたところ、「連絡をこまめに取る」(37.9%)、「相手に会う頻度を高くする」(10.5%)、「浮気しないでねと釘を刺しておく」(8.5%)などが挙げられた一方で、「特にしていない」(29.8%)という人も3割ほどみられました。

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【出典】
▽ツナグ離婚弁護士/単身赴任を理由にした離婚は可能?認められるケースや離婚時の注意点