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 元衆院議員・宮崎謙介氏(43)が25日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。自民党が衆院選で非公認とした「裏金候補」側に公認候補と同額の2000万円を支給していた問題について言及した。

 石破茂首相(自民党総裁)は24日、広島市の街頭演説で、「裏金候補」側への2000万円支給を問題視した共産党機関紙「しんぶん赤旗」に反論。2000万円は「非公認候補ではなく政党支部に出している。このような時期に報道が出ることに誠に憤りを覚える」と述べた。

 一方、立憲民主党の野田佳彦代表は「裏公認だ」と重ねて批判し「首相は反省の下に非公認としたと説明していたが、うのみにしたらいけなかった」と非難。国民民主党の玉木雄一郎代表は福岡市で、自民公認候補の政党支部に公認料と活動費を合わせて2千万円が支給されている点に着目。非公認候補側への支給額と同額だとして「自民は反省していない。政治を変えよう」と呼びかけた。

 宮崎氏は「自民、甘い『けじめ』浮き彫り 非公認に資金、野党反発」と題された記事を引用し「こんなことでは国民の心がますます離れる。せっかく厳しい処分を課して、課された方も皆が歯を食い縛って戦っている中で、なんとも情けない話。『結局は国民を欺くチャンバラかよ』とさらに怒りは増大するだろう。政局を決める最悪の一手」と自身の見解をつづった。