「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の25日午前10時現在で信越ポリマー<7970.T>が「買い予想数上昇」で4位となっている。

 同社は24日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比2.4%増の547億3700万円、最終利益は同0.6%減の45億8900万円となった。あわせて配当予想を修正し、9月30日を基準日とする中間配当を従来の予想から1円増額するとともに、期末配当予想を1円増額し25円とした。年間配当予想は50円(前期比4円増配)となる。更に、取得総数50万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.61%)、取得総額9億円を限度とする自社株買いの実施も公表した。

 株主還元姿勢が示されたほか、7~9月期において最終利益が微増益となったことも相まって、翌25日の東証プライム市場で同社株は続伸し、前日比で上昇率は一時4%を超えた。反騰機運の高まりを期待する投資家の存在が、買い予想数の増加につながったようだ。なお、同社株は買い一巡後は目先の利益を確定する目的の売りに押され、伸び悩んでいる。

出所:MINKABU PRESS