スポニチ

写真拡大

 俳優・神木隆之介(31)主演のTBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(日曜後9・00)は20日に第1話が放送された。長崎・端島を描いた壮大な物語と映像、現代パートにつながる謎多き内容が話題を集め、Xトレンド1位の大反響。中でも、豪華キャストの出演に注目が集まった。

 神木は同作で、俳優人生初となる「一人二役」に挑戦。「端島パート」では、端島の炭鉱員の家で生まれ育った青年・鉄平を演じている。

 同作は、「アンナチュラル」(2018年)、「MIU404」(2020年)、現在上映中の映画「ラストマイル」など数々のヒット作を生み出してきた、野木亜紀子×塚原あゆ子×新井順子という強力チームが手掛ける。1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語。戦後復興期から高度経済成長期の“何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代”にあった家族の絆や人間模様、青春と愛の物語を紡いでいく。

 <以下、ネタバレあり>

 「現代パート」「端島パート」が放送された第1話。「端島パート」は、1955年の端島が舞台。炭鉱員・一平(國村隼)の家に生まれた青年・鉄平(神木)は、島外の大学を卒業後、島の炭鉱業を取り仕切る鷹羽鉱業の職員として端島に戻ってきた。同じ大学を卒業した幼馴染の賢将(清水尋也)と百合子(土屋太鳳)も帰島した。鉄平の兄・進平(斎藤工)や島の食堂の看板娘・朝子(杉咲花)、鉄平の母・ハル(中嶋朋子)ら、皆が鉄平の帰島を喜ぶなか、一平だけは激怒する。さらに鷹羽鉱業の職員で賢将の父・辰雄(沢村一樹)もまた、息子の就職先については思うところがあるようだ。

 同じ頃、端島に謎多き美女・リナ(池田エライザ)が降り立つ。歌手だというリナに、興味津々の鉄平たちだが――という展開。

 島の職員クラブで働くことになったリナ。住まいは寺併設の空き部屋で、職員クラブの管理人・町子(映美くらら)に案内される。

 寺で出会うのが、島民の相談役となっている和尚。和尚を演じるさだまさしは、“訳あり”なリナを優しく迎え入れる。

 歌手・俳優・タレント・小説家とマルチに活躍するさだの登場に、視聴者からは「海に眠るダイヤモンドのキャストにさだまさしおるとは思わんやったな」「さだまさしさんはすごいです。歌も上手い、演技も上手い、トークは神の領域」「長崎の軍艦島の話で長崎の人としてさだまさしが出てくるのアツい」「和尚さんさだまさしだった…………眉山書いたさだまさしが海に眠るダイヤモンドにいるのめちゃくちゃこう……胸に来るな…………端島音頭エピソード、眉山から着想得たとかあるのかな」と驚く声が。

 さだは長崎出身とあり、流暢な長崎弁にも「さだまさしさんの方言聞けて嬉しいな」「一番リアルだったのは、泉福寺住職さだまさしさんの、流石の長崎弁演技」「海に眠るダイヤモンド」、殆どの役者さんはエセ九州弁。チョイ出の和尚さん、長崎弁めちゃ懐かし!と思ったら、さだまさしだった」「地元題材の作品ってどうしても方言の使い方が気になってしまうけど、中嶋朋子さんと杉咲花ちゃん、イントネーションまで完璧!2人とも東京出身なのに全く違和感なくてもう1人完璧な男性…声先行で誰?って思ったらさだまさしさんでした」「海に眠るダイヤモンド、さだまさしの長崎弁ネイティブすぎて笑ってしまった、さすがすぎ」と感動する声が上がった。