10位の順大の選手たち(撮影・佐々木彰尚)

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 「箱根駅伝・予選会」(19日、陸上自衛隊立川駐屯地〜国営昭和記念公園)

 第101回箱根駅伝(25年1月2、3日)の出場権をかけたレースが行われ、43校が10枚の本戦切符をかけた戦いに挑んだ。予選会は各校10〜12人が参加し、上位10人の合計タイムで争い、立大、専大などが本戦出場権を獲得した。10位には順大が入り、14年連続66回目の出場を死守。11位東農大はわずか1秒差で涙を飲んだ。

 苦しみながらも切符を死守した順大の長門監督は「最初思うように動いてなかった中でも粘り強く走った。ずっと1秒が大事だと話してきた。複雑すぎてわからない。ホッとした部分が一番。悔しさが6割」と、涙も浮かべながら語った。「今年のスローガンは下克上」と語り、本戦での飛躍を誓った。“元祖山の神”で、現在は母校を指導する今井正人コーチは「これが予選会か、と。この雰囲気を忘れないようにしたい。チーム順天堂の執念。自分も現役時代は1秒でも、1歩でもとしか考えてなかった」と、振り返った。8キロ手前、18・5キロ、最後残り200メートルで「1秒!」とゲキを飛ばしたことを明かした。

 1位立大 10時間52分36秒(3年連続30回目)

 2位専大 10時間53分39秒(2年ぶり72回目)

 3位山学大 10時間54分6秒(5年連続38回目)

 4位日体大 10時間55分58秒(77年連続77回目)

 5位中央学院大 10時間56分1秒(2年連続24回目)

 6位中大 10時間56分3秒(8年連続98回目)

 7位日大 10時間56分53秒(2年連続91回目)

 8位東京国際大 10時間58分53秒(2年ぶり8回目)

 9位神奈川大 10時間59分12秒(2年連続55回目)

 10位順大 11時間1分25秒(14年連続66回目)

 11位東農大 11時間1分26秒

 12位明大 11時間2分24秒

 13位国士舘大 11時間2分40秒

 14位東海大 11時間3分39秒