西田敏行さん (C)ORICON NewS inc.

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 俳優の西田敏行さんが死去したことが17日、関係者への取材で分かった。76歳だった。一夜明けて18日、映画『劇場版ドクターX FINAL』(12月6日公開)の公式Xが更新され、同作シリーズに出演した西田さんを追悼した。

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 公式Xには『ドクターX』キャスト・スタッフ一同からのメッセージを公開。「唯一無二のひと」と題された。

 「東帝大学病院長・蛭間重勝役の西田敏行さんが逝去されました。突然の訃報に、キャスト・スタッフ一同、驚きと深い悲しみにくれています」と切り出し、「唯一無二のひと」について説明。

 「東帝大学病院の校歌『唯一無二』を声高々に歌う蛭間院長――。目を閉じるとその雄姿がまるで昨日のことのように思い出されます。大門未知子を目の敵とし、欲と野望の塊の腹黒い男…しかし、同時に愛嬌のあって憎めないキャラクター、そんな蛭間重勝を完璧に演じきった西田敏行さんの存在そのものが『唯一無二』の俳優だったと思います」

 そして、西田さんの「映画は作っただけでは完成ではない。お客さんに見て貰って初めて映画が完成するんだよ」の言葉を紹介。キャスト・スタッフ一同として「私たちは、その西田さんの言葉を胸に、この映画をお客さんにしっかり届けよう、という決意を新たにしています。西田さんへの深い感謝とともに心よりお悔やみ申し上げます」とつづった。

■全文

「唯一無二のひと」

東帝大学病院長・蛭間重勝役の西田敏行さんが逝去されました。
突然の訃報に、キャスト・スタッフ一同、驚きと深い悲しみにくれています。

東帝大学病院の校歌「唯一無二」を声高々に歌う蛭間院長――
目を閉じるとその雄姿がまるで昨日のことのように思い出されます。
大門未知子を目の敵とし、欲と野望の塊の腹黒い男…
しかし、同時に愛嬌のあって憎めないキャラクター、
そんな蛭間重勝を完璧に演じきった西田敏行さんの存在そのものが
「唯一無二」の俳優だったと思います。
西田さん自身も蛭間という役に対して
「演じる愉しさを存分に味わえ、キャリアの中でもベスト5に入る幸せな時間だった」と深い愛着を持って頂いておりました。

映画の公開を誰よりも楽しみにしていた西田さん。
「映画は作っただけでは完成ではない。お客さんに見て貰って初めて映画が完成するんだよ」
私たちは、その西田さんの言葉を胸に、この映画をお客さんにしっかり届けよう、
という決意を新たにしています。
西田さんへの深い感謝とともに心よりお悔やみ申し上げます。

「ドクターX」キャスト・スタッフ一同