阪神ドラ1・下村 トミー・ジョン手術「経験者」藤川新監督の金言を胸に復活誓う
阪神・下村海翔投手(22)が、15日に就任会見を行った藤川球児新監督(44)から右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)を受ける前に授かった“金言”を胸に来季の決意を語った。
「1回だけ2軍の方に顔を出された時があった。もう僕の手術が決まっていた時で、球児さんもトミー・ジョン手術をされている。(お会いしたときに)“トミー・ジョン手術をした人は絶対に肩が最初痛くなる”というふうに言ってもらった」
手術の“先輩”からのアドバイスを忠実に守った。「自分ではこっち(肩)のインナートレーニングとかストレッチはできたので、意識してやるようにはしてました」。
この日は鳴尾浜球場でダッシュなどで汗を流した。8月下旬には術後初めて屋外でのキャッチボールを行うなどリハビリは順調。現在は30メートル間隔でキャッチボールを繰り返し、ここから5メートルずつ間隔を延ばしていく算段だ。
「順調だと思います。でもやっぱりここからだと思う。悪くなったり、痛み出なかったら出なかったで逆に怖いっていうところもある」
藤川新監督の下、期待のドラフト1位右腕が徐々に始動していく。