ソウルの国会で2024年10月15日、環境労働委員会の国政監査に参考人として出席したNewJeansのメンバー・HANNIさん=東亜日報提供

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 アイドルグループNewJeansのメンバーHANNI(ハニ)さん(20)が15日午後、韓国国会環境労働委員会の国政監査に参考人として出席した。

 ハニさんは「職場いじめ」を告白しており、先輩や後輩が「同じ目に遭わないでほしい」などと涙ながらに訴えた。韓国が誇るK―POP産業でのいじめ問題が、国会まで発展する事態になっている。

ソウルの国会で2024年10月15日、環境労働委員会の国政監査に参考人として出席したNewJeansのメンバー・HANNIさん=東亜日報提供

 ハニさんは委員会で、職場いじめの状況を説明した。所属事務所のADORの親会社で業界大手の総合エンターテインメント企業・HYBEの社屋で、他のグループのマネジャーがそのグループのメンバーに対し、ハニさんを「無視しろ」と指示したと証言した。ハニさんは他にも社内で無視される機会が複数回あったとし、「会社が私たちを嫌っていると確信した」とも語った。

 ハニさんはADORのミン・ヒジン前代表とHYBEが経営権をめぐって対立するなかで、職場いじめにあったとユーチューブで告白していた。ハニさんは「私がここに立たなければ、静かに過ぎ去ってしまう」として国政監査への出席を決意したという。