日本代表FW伊東純也、オーストラリア戦に向けての一問一答「やられるイメージはないです」
日本代表は14日、埼玉スタジアム2002で行われる2026北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループC第4節オーストラリア代表戦(15日午後7時35分キックオフ)に向けて、同スタジアム内で前日練習を行った。
冒頭15分間に公開された練習は、体調不良により欠席したMF遠藤航主将(プレミアリーグ・リヴァプール)を除いた26選手が参加。
FW伊東純也(フランス1部スタッド・ランス)はスタッド・ランスで両翼を担っているFW中村敬斗とウォーミングアップでペアを組み、リラックスした表情で明日への準備を進めていた。
(撮影 浅野凜太郎)
それはないっすね(笑)と即答
――サウジアラビア戦は出場してすぐにアシストしました。大活躍が続いていますが、コンディションは戻ってきていますか。
コンディションは普通にいいっすね。チームでも調子いいですし、普通といえば普通ですね。
――サウジアラビア戦は途中からだったので、たっぷり体力があるかと思いますが、オーストラリア戦ではがっつり行けそうですか。
そうですね。どうなるか分からないですけど、出たら頑張りたいと思います。
――遠藤航選手が体調不良です。いろいろな影響があるかと思いますが、どう感じていますか。
キャプテンなので明日どうなるかは分からないですけど、いないことは戦略的に痛いと思います。
――伊東選手がキャプテンマークを巻いたりとか。
俺がですか?それはないっすね(笑)。
やられるイメージはないです
オーストラリア代表との対戦成績は26試合11勝9分6敗と勝ち越しており、直近3試合は3連勝と圧倒している。また2009年6月17日に開催された2010年W杯南アフリカ大会アジア最終戦予選のアウェー戦で1-2で敗れて以来、サムライブルーはサッカルーズ(オーストラリア代表の愛称)に黒星を喫していない。
過去2試合オーストラリア代表戦を経験している伊東は、アジアのライバルとの決戦に自信を見せた。
――オーストラリアのイメージは。
最近負けていないので、いいイメージでプレーできると思いますが、大きい選手がいるのでセットプレーとかは集中しないといけない。
――サウジアラビア戦のアシストを含めて、コーナーキックから点を取れています。
そうですね。入るところと、蹴るところを明確にしています。うまくできているんじゃないかなと思います。チームでも蹴っているので、いいイメージでより蹴られた感じです。
――オーストラリアは同じフォーメーションでくる可能性が高い。その場合はサイドの攻防が1番のポイントになるのでは。
マンツーマンの場合は、サイドでは特に個の力が重要になると思います。そこでは負けないと思っているので、個人的にはやりやすいと思います。
ーーこれまでもオーストラリア戦はやりやすかったですか。
前回の最終予選はホームで苦しみましたけど、結局フリーキックの1本でしかやられていないので、そんなにやられるイメージはないです。
いまの代表はチームのためにやっていける選手が集まっている
10日開催されたアウェー・サウジアラビア戦では途中出場ながらアシストを記録した。絶好調の快速アタッカーに期待する声は大きいが、伊東は個人の結果より、チームワークを強調した。
――9月から結果を出しています。スタメンへ意欲はどうですか。
常に俺だけじゃなくて、試合に出たい人は多いと思います。でも戦略的なこともありますし、前回は監督から「スタートじゃない」と言われていましたが、チームとして戦っているので、そこはしょうがないと思います。
――ウイングバックの働きがいまのフォーメーションのポイントになっていると思います。堂安律選手と三笘薫選手のパフォーマンスはどのように映りましたか。
攻撃の選手ですが、守備もしっかりとやっていたと思います。アウェーだったので、まずは守備からということを心がけたんじゃないかなと思います。
――伊東選手は突破が最大の持ち味だと思います。ウイングバックだと、仕掛ける回数が少なくなると思いますが、どう考えていますか。
この前はボールを持てる回数が少なかったので、仕掛ける回数も少なかった。もっとボールを持てるようになれば、ウイングバックが高い位置を取れると思います。この前は少し引く場面が多かったので、ディフェンスをする場面が多かったと思います。
――スライディングタックルもありました。
ありましたっけ?球際とかもいくプレーが自分の持ち味だと思いますし、守備の1対1とかでは負けないと思うので、そこは出していかなきゃいけないと思います。
――これだけ各チームで活躍している選手が集まって、出られない人がいると、チームの中で嫌な雰囲気も出てくるのではないかという心配があります。
みんな出たい気持ちはありますけど、試合になったらチームのためにとやっていけるのがいまの代表だと思います。もちろん、みんな試合に出たいと思いますが、試合になればチームのためにやらなければいけない。
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