中国・国慶節連休期間の旅客便、運航便数増加

広州白雲国際空港で搭乗手続きをする旅客。(6月26日撮影、広州=新華社配信)

 【新華社北京10月12日】中国では今年の国慶節連休期間(1〜7日)に、旅客便の運航便数が増加し、航空券価格は低下した。フライト情報アプリ「飛常準」によると、国内線の運航便数は9万9500便で、前年同期比3%、19年同期比18%それぞれ増加した。ピークは7日の1万4687便だった。価格は片道890元程度(税込み、1元=約21円)で、前年同期比9%低下した。

 国際線・地域線の運航便数は1万5300便で、23年同期比43%増となり、19年同期比では8割超まで回復した。ピークは6日の2265便だった。

 運航便数の上位10空港は、国内線が上から順に、広州白雲(広東省)、深圳宝安(同)、成都天府(四川省)、西安咸陽(陝西省)、北京首都、上海浦東、重慶江北、昆明長水(雲南省)、北京大興、杭州蕭山(浙江省)の各国際空港。国際線・地域線は上海浦東、広州白雲、北京首都、成都天府、深圳宝安、杭州蕭山、北京大興、アモイ高崎(福建省)、南京禄口(江蘇省)、昆明長水の各国際空港だった。

 航空業界の分析を手掛ける「航班管家」によると、国際線は東南アジアと東アジアに集中しており、合わせて全体の76.9%を占めた。国別では、日本、韓国、タイがトップ3となった。運航再開率上位20カ国のうち、シンガポール、英国、アラブ首長国連邦(UAE)、イタリア、ラオス、カタール、トルコ、スペイン、カザフスタンなどは19年の水準を上回った。