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殺人鬼アート・ザ・クラウンが巻き起こす惨劇を描いた人気ホラー映画『テリファー』シリーズの最新作『テリファー 聖夜の悪夢』は、イギリスのプレミア上映では11名の途中退場者(うち9名はオープニングシーンで限界を迎えた)、1名の嘔吐者を出したという。

前作『テリファー 終わらない惨劇』(22)は、全世界で嘔吐、失神者が続出したことで話題となり、全世界1570万ドル(日本円にして約24億円 ※1ドル160円換算)の興行収入を記録。本国では1作目『テリファー』に続く大ヒットとなった。日本では、1作目は劇場未公開ながら、2作目を劇場公開したところ、その過激さとアート・ザ・クラウンのどこかキュートな佇まいが話題となり、スマッシュヒットとなった。

今回の『テリファー』シリーズ第3弾の舞台はクリスマス。聖夜を祝うマイルズ郡の住民たちを、アート・ザ・クラウンがみたび恐怖と絶望のどん底に陥れる、というストーリー。ティザー映像が公開されている。

音程が外れた「きよしこの夜」が流れる中、静まり返った夜の子供部屋を映した場面から始まる映像。部屋には可愛らしいおもちゃが並び、窓の外はしんしんと雪が降っている。その部屋には小さな女の子が一人ベッドで眠っていたが、小さな物音が聞こえたのか目を覚ましてしまう。その後、クマのぬいぐるみを抱いて、恐る恐る階下の様子を見に行く女の子。そこで目にしたのは、クリスマスツリーの前にきれいな包み紙でラッピングされたプレゼントと思われる箱を置いているサンタの後ろ姿だった。喜んで「サンタさん!」と呼びかける女の子。しかし、それはサンタではなく……。場面が切り替わるとそこは血の海。何かを飲み食いしながらご満悦なアート・ザ・クラウンがいたのだった。

監督は独学で特殊効果、特殊メイク、特殊造形を学び、『テリファー』(16)で長編初監督デビューを果たし、以降ファンから熱狂的な支持を受けるダミアン・レオーネ。主演は『テリファー 終わらない惨劇』のローレン・ラベラが続投し、世界的ホラーアイコンとなったアート・ザ・クラウンはもちろんデヴィッド・ハワード・ソーントンが演じている。

映画『テリファー 聖夜の悪夢』は、2024年11月29日(金)(=いい肉の日)より、TOHOシネマズ 新宿ほか全国公開。