ヤマハ発動機の前社長が自宅で切り付けられた殺人未遂事件で、検察は逮捕・送検されていた社長の娘の女性を不起訴処分としました。

不起訴処分となったのは、33歳の女性です。女性は9月16日、静岡県磐田市内の自宅で就寝中の父親の左腕を包丁で切りつけ、殺害しようとしたとして、殺人未遂の疑いで逮捕・送検されていました。

検察は容疑を暴力行為等処罰に関する法律違反に切り替えた上で、10月4日付で不起訴処分にしたと説明しています。不起訴の理由については、明らかにしていません。

この事件で切り付けられたのは、ヤマハ発動機の前社長で、9月30日、前社長は「家族のケアに専念したい」と辞任しています。事件を受けて、娘のケアをするためだとみられています。