天王寺警察署の一日署長に就任した松平健(右)

写真拡大

 俳優の松平健(70)が3日、主演舞台「松平健 芸能生活50周年記念公演」(5〜23日、大阪・新歌舞伎座)を前に、大阪市の天王寺警察署の一日署長に就任。特殊詐欺被害防止を呼びかけた。

 警察の制服に身を包み、集まった観客の前に姿を見せた松平は、大阪府内で特殊詐欺による被害額が増加していることを念頭に、「皆様本当に気をつけていただきたい」と、呼びかけた。自身もネットで投資を勧める広告を見たり、詐欺と思われるメールなどが届くというが、「もうけ話、おいしい話は、すべて信用しないようにしている」と、きっぱり。「特殊詐欺、成敗!」と、迫力のパフォーマンスを見せた。

 5日から始まる舞台では第一部で「暴れん坊将軍」を上演。「今までとは少し違う、コミカルなところがたくさんあって。私も女装してみたり、見どころがたくさんあります」と、新たな魅力をアピールした。

 また、スタートしたばかりのNHK連続テレビ小説「おむすび」には、ヒロインの祖父役で出演中の松平。「今までやったことのない役。年相応で自由活発なおじいちゃん。みんなが困るようなそんなキャラクターをいただいて、楽しくやらせてもらってます」と、充実感とともに語った。