スマホで現実世界をコピー、Meta Quest 3で表示できるアプリ
現実世界をカンタンにMeta Quest 3に。
Meta(メタ)によって行なわれたMeta Connect 2024。さまざまな内容が発表された同イベントですが、注目したいポイントの一つに「Meta Horizon Hyperscape」というソフトウェアがあります。
Hyperscape、なにができるの?
シンプルに言うと、空間のデータをカンタンにデジタルに取り込むことができるシロモノです。スマートフォンで空間をスキャンするだけで、Meta Quest 3上で手軽にデータを表示できちゃいます。
空間がジュワーっと広がっていく様子を見ると、SFっぽさを感じられます。リアリティのある空間データを導入するハードルが下がるため、よりリアルなメタバースの発展にも期待ができますね。
Hyperscapeに用いられている技術
クオリティの高い空間データをスキャンし、Meta Quest 3に出力できるHyperscape。こちらには3Dボリュームレンダリング技術である「ガウス・スプラッティング」が利用されているとのこと。
通常はメッシュ(いわゆるポリゴン。頂点同士を直線で結んだ面で表現)やボクセル(多数の立方体で表現)で表現される3Dデータですが、ガウス・スプラッティングでは、ガウス分布を用いて、点の位置をふわっとした球体や楕円体として表現します。
このガウス・スプラッティングに加え、クラウドレンダリングとストリーミングを活用することで、Hyperscapeは成立しているみたい。
デモ公開されてるけど、日本はまだ
現在は、Hyperscapeのデモとして、いくつかのデジタルデータをMeta Quest 3で体験できますが、利用できるのはアメリカのみ。日本ではまだ使えません…。
Metaのサイトから閲覧できるHyperscapeのレビューはおおむね高評価。新たなXR体験を堪能している人たちのコメントを確認できます。早くリリースされないかなあ。
Source: Meta