とちぎテレビ

「秋の交通安全県民総ぐるみ運動」が21日から始まりました。宇都宮市ではパリオリンピックレスリング女子76キロ級で金メダルを獲得した、市内出身の鏡優翔選手が一日警察署長を務め、交通安全を呼びかけました。

おなじみのレスリングのユニフォームではなく、警察官の制服に身を包んだ鏡優翔選手。はじめに宇都宮南警察署の川上俊之署長から鏡選手に一日警察署長の委嘱状が手渡されました。

今回の運動では、夕暮れ以降の交通事故防止や自転車のヘルメットの着用徹底などを重点項目としていて、栃木県内各地で取り組みが行われています。

市内の商業施設で広報活動に臨んだ鏡選手は、行き交う人たちと交流をしながら交通安全を呼びかけていました。

警察によりますと県内の交通事故による死者は2024年に入ってから9月20日までに36人と、2023年の同じ時期より2人減っているということです。

また、警視庁が2024年7月に行った都道府県ごとのヘルメット着用率の調査で、栃木県は18.4パーセントとなり全国平均の17パーセントを上回ったものの、さらなる着用率の向上が求められています。

「秋の交通安全県民総ぐるみ運動」は、9月21日から9月30日までの10日間行われます。