とちぎテレビ

地域の防災力を強化しようと、全国の女性消防団員が一堂に集う大会が19日宇都宮市内で開かれました。

この大会は、女性消防団員の活動を活性化させ、地域の防災力を強化することを目的に開かれています。

今年は「とち乙女から広げよう!未来を担う地域防災の力」をテーマに、全国から女性消防団員をはじめ消防関係者およそ3200人が参加しました。

開会式では宇都宮市消防団の平山知子さんが開会を宣言しました。

池田達雄消防庁長官は、「消防団が持続可能な組織であるためには時代の変化に対応しなければなりません。そのかぎを握るのが女性消防団員です」とあいさつしました。

大会では宇都宮市消防団など、5つの消防団が日ごろの活動について事例を発表しました。宇都宮市消防団は心肺蘇生の手順とAEDの使い方を替え歌に合わせた体操で説明しました。

19日は、防火や防災を啓発する劇やパネルディスカッションが行われたほか、会場内では全国の消防団の活動を紹介するブースも設けられ交流を深めていました。

栃木県によりますと、ことし4月1日現在、県内ではおよそ1万3200人の団員が活動しています。そのうち女性の団員は275人で去年と比べてわずかに増えているものの県内全体では減少傾向にあり、団員の確保が課題となっています。