男女間賃金格差の解消に向けて 矢田総理大臣補佐などが意見交換
厚生労働省が9月に示した都道府県別の男女の賃金格差の指数で、栃木県は全国で最も格差が大きいという結果になりました。
そんななか矢田稚子総理大臣補佐官が19日、宇都宮市を訪れ、企業の経営者などと女性が活躍しやすい職場環境づくりについて意見を交わしました。
車座対話には、矢田稚子総理大臣補佐官のほか県内の企業の経営者や女性の管理職など13人が参加しました。
公表された都道府県別の男女間の賃金格差の指数は男性の賃金に対して女性の水準は7割から8割にとどまっていて格差が最も大きかったのは栃木県でした。
はじめに参加者たちは、男女間の賃金格差の是正に向けてそれぞれの団体が取り組んでいることを紹介し、意見を交わしました。
続いて、性別などを理由とした無意識の偏見、いわゆる「アンコンシャスバイアス」についても話し合いました。
参加した企業の女性管理職はさまざまな業務にチャレンジできる人材育成の仕組みをつくることなど現在取り組んでいる女性が活躍しやすい職場環境づくりについて紹介していました。
厚生労働省によりますと管理職に占める女性の割合が低かったり女性の平均勤続年数が短かったりする地域は、賃金格差が大きくなる傾向にあると分析していて、企業ごとの対策が求められています。