とちぎテレビ

日本の伝統文化である祭りを後世に残そうと制作している大手飲料メーカーのドキュメンタリー番組に今年、大田原市に伝わる大縄の綱引き行事が選ばれ、17日関係者が市役所を訪れました。

大田原市の相馬憲一市長を訪れたのはダイドーグループホールディングスの関係者です。

ダイドーグループでは、全国各地で受け継がれている祭りをドキュメンタリー番組として放送するなど、祭りを通じて地域を元気にする事業を2003年から続けています。

今年、栃木県内では、大田原市の佐良土地区に伝わる大捻縄引と呼ばれる大縄の綱引き行事が選ばれました。

この行事は、3つの地区で長さおよそ50メートルの縄を引き合い、勝つと豊作や家内安全につながると伝えられています。

起源は1520年、箒川沿いの合戦で両軍が縄の引き合いをしたことが始まりと言われ、これまで人出不足などで休止されていましたが、2017年に22年ぶりに復活しました。

ダイドーグループでは、去年までに累計550件の祭りを応援していてダイドードリンコ販売統括部の根橋直樹さんが573番目となる「日本の祭りの選定の証」を相馬市長に贈りました。

とちぎテレビでは、大捻縄引の番組を今月22日の夜8時から放送します。