在日コリアンへのヘイトスピーチを書き込んだ少年を書類送検、日本の対応に韓国ネット「先進国だ」
2024年9月17日、韓国・聯合ニュースが「インターネット掲示板に在日コリアンを狙って『日本から出ていけ』などとヘイトスピーチを書き込んだ日本の少年が警察に書類送検された」と伝え、韓国のネット上で注目を集めている。
神奈川県警川崎臨港署は同日、侮辱容疑で千葉県に住む10代の少年を書類送検した。記事は「少年は2月末、インターネット掲示板に在日コリアン3世の崔江以子さんを名指しして『日本から出ていけ』というタイトルの投稿を作成した」「少年の投稿の中には差別的な言葉が200ほど羅列されたものもあった」などと説明している。
崔さんは日本で嫌韓デモやヘイトスピーチと長い間闘ってきた。今回の事件に関しては「青少年が差別を動機とする犯罪であるヘイトクライムの加害者になる環境が改善されるためにも、インターネット上での差別を禁止する法整備が必要だ」とコメントしたという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「その少年は一体どんな教育を受けて育ったのか」「これが間違った教育の現実」「加害者の日本がなぜ韓国を嫌うのだろうか」などの声が上がっている。
また、崔さんに対する「つらかったら韓国に来るといい。ちょうど人口が減って心配なときだから」との声も。
その他「日本は韓国に対するヘイトスピーチを処罰し、なくそうとしている。一方、韓国では日本に対する憎悪を表す投稿やコメント、発言が当たり前のように飛び交っているにもかかわらず警察は何もしない」「韓国で日本人の悪口を言ったらむしろ称賛されるのに」「こういうところを見ると、たとえ表面上だけだとしても日本は韓国より先進国だと感じる」「韓国もヘイトスピーチへの処罰を法制化するべきだ」などの声も見られた。(翻訳・編集/堂本)