「ベスト・キッド」ダッチ役など、名優スティーブ・マックイーンの息子が死去

米俳優のチャド・マックイーンが死去した。63歳だった。伝説的映画俳優スティーブ・マックイーンを父に持ち、「ベスト・キッド」のダッチ役などで知られるチャドが、9月12日、米カリフォルニア州パームデザートの自宅で息を引き取ったという。

遺族は、バラエティを通してチャドの訃報を伝える声明をこう発表している。

「私たちを愛する父親として、また私たちの母への揺るぎないコミットメントとともに、父の素晴らしい旅路は愛と献身に満ちた人生を示してくれました」
「彼のレースへの情熱は、彼の卓越した才能を際立たせただけでなく、父親の遺産を称える手段でもありました」
「彼はその情熱、知識、献身を私たちに受け継いでくれました。私たちは彼の遺産だけでなく、祖父の遺産も受け継いで行きます」

米ゴシップサイト・TMZによると、チャドの死因は数年前のレース中の怪我が原因の臓器不全だったという。

チャドは、1984年作「ベスト・キッド」とその続編、さらに「レッドライン」「ポイズン」といった映画に出演した。レースの世界ではル・マン24時間レースなどのイベントに出場したほか、マックイーン・レーシング社を設立し高性能車やバイクを開発、2006年にはデイトナ・インターナショナル・スピードウェイのロレックス24時間レースに向けた練習中に瀕死の重傷を負っていた。