HarmonyOS 2.0搭載タブレット「HUAWEI MediaPad SE 11」が技適取得!日本で発売へ

総務省が「技術基準適合認定等の公示」において「技術基準適合認定等及び技術基準適合自己確認の公示」を2024年9月3日(火)に更新し、新たに華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)が未発表な製品「AGS6-W09」および「AGS6-L09」の電気通信事業法に基づく技術基準適合認定(いわゆる「技適」)を電気通信端末機器審査協会(JATE)を通じて2024年7月1日(月)付けおよび2024年7月8日(月)付けで取得したことを掲載しています。認証番号はAGS6-W09が「D240066001」、AGS6-L09が「AD240088001」。

また総務省は「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」のデータベースを更新し、これらのAGS6-W09およびAGS6-L09が電波法に基づく工事設計認証を取得したことを掲載しています。認証機関および認証日、認証番号はそれぞれAGS6-W09がテレコムエンジニアリングセンターを通じて2024年6月28日(金)付けで「001-A21368」、AGS6-L09が認証技術支援センターを通じて2024年8月1日(木)付けで「018-240118」となっています。なお、これらの製品は未発表ながらHuawei Technologie(以下、Huawei)の公式WebサイトにてHarmonyOS 2.0搭載タブレット「HUAWEI MediaPad SE 11」であることが示されています。

さらにすでにHUAWEI MediaPad SE 11の日本向け公式Webサイトにて製品ページも掲載されており、例えば、日本で開催されるイベントなどで展示するような場合に技適を取得するだけであれば、Wi-Fi版だけ取得すればいいように思われますし、その場合には日本向け公式Webサイトに製品ページを掲載する必要もあまりないように考えられることからHuaweiの日本法人であるファーウェイ・ジャパンが日本市場にてHUAWEI MediaPad SE 11のWi-Fi版(AGS6-W09)と4G LTE版(AGS6-L09)を発売する準備を進めているのだと推測されます。


総務省が公開している技術基準適合認定の情報。AGS6-W09とAGS6-L09が掲載

HUAWEI MediaPad SE 11はHuaweiが展開しているタブレット「HUAWEI MediaPad」シリーズの次期モデルで、Androidベースの独自プラットフォームであるHarmonyOS 2.0を搭載しており、画面はノッチやパンチホールといった切り欠きのないアスペクト比16:10の約11インチWUXGA(1920×1200ドット)IPS液晶(約207ppi)を搭載したミッドレンジタブレットとなっています。なお、日本ではHarmonyOS搭載タブレットとしてこれまで「HUAWEI MatePad 11」を発売しており、実質的には後継機種と考えて良さそうです。

外観は画面占有率が85%と、タブレットとしては比較的高いため、画面の周りの縁(ベゼル)もそれなりに狭く、硬度が既存製品「HUAWEI MatePad SE 10.4」と比べて45.2%向上した高硬度な一体型メタリックボディーによって高級感があるだけでなく、高品質アルミニウムの堅牢なフォルムと滑らかなエッジデザインを採用しており、本体色はネビュラグレーおよびクリスタルブルーの2色が用意されています。サイズは約252.3×163.8×6.9mm、質量は約475g。また独自の音響技術「HUAWEI Histen 9.0」によって調整された対称配置されたクアッドスピーカーシステムを搭載しています。


これにより、音楽や映画の視聴、ゲーム、オンライン授業などのさまざまな需要に対応し、カスタマイズされた一定のオーディオパフォーマンスを提供するとのこと。さらに画面は8bitカラー(1670万色表示)で、sRGB 100%(標準値)や明るさ400nits、コントラスト比1400:1、4096段階輝度調整、フルレンジ調光に対応し、テュフ ラインランドの認定を受けた低ブルーライト&フリッカーフリーディスプレイによってより長く臨場感溢れる視聴を楽しめるほか、日差しの強いリビングルームから薄暗い寝室まで周囲の明るさに合わせてリアルタイムで輝度が変化するため、目に優しく疲れにくくなっています。

バッテリー容量は7700mAhで、急速充電(最大22.5W)に対応し、毎日のニーズを満たして出かける際に便利なタブレットとなるとしており、カメラは背面に約800万画素CMOS/広角レンズ(F2.0)のシングル構成なリアカメラ、前面に約500万画素CMOS/広角レンズ(F2.2)のシングル構成なフロントカメラを内蔵。その他の仕様ではHisilicon製チップセット(SoC)「Kirin A710」(最大2.0GHzオクタコアCPU)や4GB内蔵メモリー(RAM)、128GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット、USB Type-C端子(USB 2.0、OTG対応)、マイク×1など。



センサー類は環境光センサーおよび重力センサー。通信面ではWi-Fi 5に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5GHz)の無線LAN、Bluetooth 5.1に対応し、4G LTE版の携帯電話ネットワークにおける対応周波数帯は以下の通り。SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットを搭載しています。同梱品はHUAWEI MediaPad SE 11本体のほか、充電器およびUSB Type-Cケーブル、クイックスタートガイドや安全に関する注意事項とアフターサービスについてといった紙類。なお、海外向けでは専用ペン「HUAWEI M-Pen Lite」に対応しているようですが、日本向け製品では利用できないとのことです。

4G LTE: Band 1, 3, 5, 7, 8, 18, 19, 20, 26, 28, 38, 40, 41
3G W-CDMA: Band I, II, V, VI, VIII, XIX
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz



Wi-Fi版(AGS6-W09)の工事設計認証の情報



4G LTE版(AGS6-L09)の工事設計認証の情報



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記事執筆:memn0ck


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