仕事で疲れきった状態で家事をこなすのは、負担が大きいですよね。とくに、共働き夫婦にとって、仕事と家事の両立は大きなテーマです。noteなどで家事シェアについて発信している、共働き夫婦の村上はなさん(30歳)が実践している「時短とラク」をテーマにした家事アイデアをご紹介します。忙しい中でも効率的に家事をこなし、家事ストレスを減らしていくヒントが満載です。

1:家事は得意なほうが率先してやる

お互いに苦手な家事は、得意なほうが率先してやっています。たとえば、私はトイレ掃除と食器洗いが苦手です。でも、夫にとっては好きな家事です。逆に、夫はお風呂掃除が苦手です。でも、私にとっては好きな家事です。

【写真】便利なドラム式洗濯機

これらは、夫婦で話し合って初めて気づいたことでした。私にとって苦手な家事が、夫にとっては好きなことだとわかり、それからは、家事は得意なほうが率先してこなすようになりました。

おかげで、家事のストレスが減りました。お互いに好きな家事に集中できるようになり、好きだからこそ、楽しく続けられています。

自分の苦手な家事が、家族のだれかにとっては好きな場合があるので、一度話し合ってみるとストレスなくお互いに家事を協力し合えると思います。

2:時短家電を積極的に頼ってラクに

家事のなかでも、とくに掃除、洗濯、料理は大変ではありませんか? わが家では掃除と洗濯は、積極的に時短家電に頼っています。

掃除は、ロボット掃除機に任せています。ロボット掃除機を使えば、20分で床掃除が終わります。しかも、水ぶき機能も搭載されていて便利です。

洗濯は、ドラム式の洗濯乾燥機に任せています。3時間もあれば洗濯から乾燥まで、ほったらかしで終わります。なにより、天気を気にせずに洗濯機を回せるのがうれしいです。

どちらの家電も私たちが仕事に行っている間に、機械が終わらせてくれます。帰宅後の床は、ピカピカ。洗濯物は、たたむだけで終わります。

家電に関しては、初期費用がかかってしまいますが、信じられないくらいに家事の負担が減るので、コストパフォーマンスのいい選択だったと思います。

3:料理は当番制で無理なく続ける

料理は、夫と当番制にしています。さらに料理する回数は毎日ではなく、それぞれ週2回ですむよう、工夫しています。

たとえば、夕食当番は2日分をまとめてつくるようにします。カレーをつくるなら、2人分×2日分で、合計4皿分をまとめてつくります。次の日は、前日つくったカレーを温めるだけで夕食が食べられます。仕事帰りのクタクタの状態でもサッと夕食の準備ができて、なにより時短になります。

また、ときにはおかずの宅配サービスも頼っています。冷凍で届くので、電子レンジで温めるだけですぐに食べられます。冷凍しておいたご飯とつくりおきのみそ汁も並べれば、手間をかけずに豪華な夕食が完成です。

「自炊したいけれど、時間がない!」と悩んでいましたが、便利な宅配サービスも利用することで、無理なく料理を続けられています。

4:買い出しはパターンで固定する

食材や日用品の買い出しは、こんな感じで決めています。

・食材/週に一度

・日用品/都度ネット

スーパーの買い出しは、週末に一度だけと決めています。なので、あらかじめ一週間分の献立を立て、買いたい食材をスマホにメモします。このとき、夫と相談して一週間分の夕食当番も決めてしまいます。買い出しが一度ですむので、平日の仕事帰りにスーパーへ行く必要がなく、手ぶらで直帰できるのがありがたいところ。

また、日用品は、買いたいものがある程度たまってきたら、ネットで買うようにしています。とくに液体洗剤などの重いものは、ネットを利用すると便利です。

買い出しのタイミングはあくまで目安で、必要に応じて回数が増えることも。ルールを決めつつも、縛られすぎてストレスにならないように工夫しています。

5:夫へ感謝の気持ちを伝える

夕食当番以外は、役割を決めていません。在宅や休日などで家にいるほうが、率先して家事をこなし、支え合えています。そして、互いに「ありがとう」と言葉で伝えます。

しかも、ただの「ありがとう」ではなく、“より具体的に”です。「食器を洗ってくれて、ありがとう」「洗濯物をたたんでくれて、ありがとう」と。

そうすることで、「やってよかった」と思えるし、次も率先して家事をやろう! という前向きな気持ちになります。わが家では「ありがとう」という言葉が、よく行き交います。

共働き夫婦でも協力していったら、仕事も家事も楽しめるようになり、ますます夫婦仲が深まりました。