暑い日が続き、元気がないときは、自分で自分の機嫌を取ってみませんか。元祖・節約主婦として知られ、カウンセラー・エッセイストとして活躍する若松美穂さんに、生活必需品ではないけれど、もっていると自分が元気になる、テンションが上がるものを教えていただきました。

1:軽くて乾きやすい「手ぬぐい」は、お気に入りの柄で

なかなか終わらない暑さ。元気が出ないときに、自分のテンションを上げてくれる“なにか”が今の自分には必要です。

【写真】甘いとしょっぱいのバランスが絶妙。おやつで元気になる!

こちらは見ているだけで思わず笑顔になる、かわいい模様に魅かれたのは、「今治 うすいかるいながい てぬぐい」。名前のとおり、長さが十分あるので入浴に使うこともできますし、軽いので旅行やプールにも便利。薄くて乾きやすいのは、どの季節でもうれしいものです。吉祥寺の雑貨屋さん「四歩」で見つけました。

わが家はキッチン用に購入したため、わかりやすいよう柄はレモン・タマネギ・洋ナシ・クリームソーダと、食べ物に限定。ほかにもお相撲さんの模様があったり、種類も豊富で選ぶのが楽しいです。

こうしてお気に入りを見つけたときこそ、変えどき。長く使っていたキッチンタオルを多めに処分しました。

2:無印良品の「ピンク色のパンツ」で華やかなコーデに

もうひとつは、無印良品で購入したピンクの「リネンイージーワイドパンツ」。これまでの無印の洋服は、ベージュ系や淡い色が多い印象で、私にはあまり似合わなかったのですが、今年はカラフル。

私はあえてXLを選択し、ゆとりを楽しんでいます。身長175cmの私にはXLでも丈が短いので、腰で履いています。中にGUのインナーパンツを合わせ、下着の透け感を防止しています。

白と相性がいいのはもちろんのこと、上に黒や紺・グレーなどダークな色を持ってきても、パンツが明るい色だと、それだけで元気感と華やかさが増します。

もともと持っていた黄色に加え、昨年の夏に白、春にブルー、そして今年はピンクと、各季節にカラフルなパンツを1本ずつ増やしました。

すると、もともと持っていたシャツやニット、Tシャツ、ワンピースが大活躍。あまり服を買わなくても新鮮なコーデを楽しめています。

ワンピースは前をあけてカーディガン風に羽織ったり、パンツと組み合わせて雰囲気を変えたりも。カラーパンツが3本増えただけで、こんなに手もちの服が動き出すとは予想外でした。

3:甘いとしょっぱいが絶妙な「おせんべい」

最後は、食欲が失せたときにもよく食べるおせんべい。私のお気に入りは、「午後のつまみ種」。

なにがいいって、これは一袋に甘い味としょっぱい味が一緒に入っているのです。食べながら、「どうしてこういうのが今までなかったんだろう。もう天才!」と、ひとりつぶやいています。

甘いとしょっぱいの量も適量。夏のひと休みに、何度も助けてももらいました。

自分の元気は自分で増やす。時々人やものに助けられながら。そういうことを心がけている50代の夏です。