コミュニケーションが苦手な人の方が、実は…?

写真拡大

 多くの人と対面する「接客業」は、人と話すのが好きで、コミュニケーション能力も兼ね備えた人が向いているイメージがあります。しかし、SNS上では意外にも、コミュニケーションが嫌い・苦手な人の方が「接客業に向いている」という意見が少なくないことをご存知でしょうか。

「話すテーマが決まっているから怖くない」

 コミュニケーションが苦手な人は、「会話が続かない」「人見知りで、話す内容に困る」などの悩みを抱えているもの。しかし、これらは接客において必ずしも当てはまるわけではないようで、「話すテーマが決まっているから怖くない」「マニュアル通りに話せばいいから楽」「適度な距離感があるから話せる」など、話すのが苦ではないという声が聞かれます。

 また、「人見知りだけど、仕事だとスイッチが切り替えられる」「内輪の人間とずっと関わるよりも、対面した人が変わっていく接客が合ってる」「初対面や関係が薄い人ほどコミュニケーションが取りやすい」など、深く関わらなくても済む“お客さん”が相手だと割り切れる人が多いこともうかがえます。

 コメントの中には、「会話が苦手だからこそ、より丁寧な接客をしようと頑張っていたら、いつの間にか難なくこなせるようになってた」との声も。「すぐやめると思ってたのに、接客業にハマった自分に驚いている」「人付き合いが苦手なのに、結局10年以上接客してる」と、予想に反して接客業が続いていることに驚く人もいるようです。

 とはいえ、全ての人がうまく立ち回れるわけではありません。「オン・オフの振り幅が大きすぎて、オフになった瞬間どっと疲れる」「人見知りだからこそ、無理やり違う自分を演じているわけで、実際はつらい」といった意見も。

 さらに、「テンプレートから外れると対応できずに苦痛になる」「向こうからぐいぐい話してくれるお客さんだと大丈夫だけど、そうじゃない場合は会話が続かない」との声もあり、接客の内容や相手の性格にもよるようです。

 他にも、「コミュニケーション能力のある人は、相手を不快にさせない言い回しやかけ引きも上手で、結局敵わない」「やっぱりコミュニケーション能力に長けている人の方が、接客業に向いている」といった声もみられました。

 結局はその人の性格や相手にもよるため、「コミュニケーションが苦手」というだけで接客に向いているか判断するのは難しいのかもしれません。「接客業に向いている」人について、あなたはどう思いますか?