ガーミンジャパン(Garmin)は8月28日、ソーラー充電対応の超ロングバッテリーを搭載したマルチスポーツGPSウォッチ「Enduro 3」(エンデューロ 3)を発表した。8月29日に発売する。価格は148,000円。

Enduro 3

「Enduro」シリーズは、ソーラー充電対応バッテリーとGPS地図ナビゲーション機能を備え、ロングトレイルやウルトラランニングなど過酷なレースに挑むアスリートや冒険家向けのGPSウォッチ。新モデル「Enduro 3」は第3世代ソーラー充電技術によりバッテリー性能を強化し、GPSモードで約320時間という長時間稼働を実現。同技術により変換効率が向上し、よりクリアなレンズの採用で視認性を改善した。

アメリカ国防省が定めるミルスペック「MIL-STD-810」に準拠した堅牢なボディは63g(本体のみ57g)と軽量化し、軽く伸縮性のあるナイロンバンドでフィット感も向上。内蔵LEDフラッシュライトは明るさがアップした。

Enduro 3の前面、側面、背面

ナビゲーション機能はGNSSマルチバンドテクノロジーに対応し、L1信号とL5信号を環境に応じて活用することで、過酷な環境下でも高精度な位置情報を提供。また、バッテリー稼働時間を犠牲にせずに位置情報の精度を向上させる独自技術「SatIQ」(衛星自動選択モード)も搭載した。

国土地理院承認の日本詳細地形図や無償でダウンロードできる海外地図、多様なナビゲーションセンサーを搭載。マップ&ナビゲーション機能は、指定した目標距離に基づいて自動でルートを作成後、コースを外れても自動調整して走行中にターンバイターンを案内し、出発地点から目標距離の近くまで確実に戻れる「ダイナミックラウンドトリップ」機能を追加した。

左から、Body Battery、ストレススコア、睡眠スコア、血中酸素トラッキング、Suica

また、トレーニング機能がさらに充実し、従来の「トレイルランVO2 Max」や「リアルタイムスタミナ」、「ClimbPro」に加えて筋力トレーニングプランも搭載し、目的や状態に応じて効率的にトレーニングが可能。また、Garminユーザー同士でリアルタイムで情報を共有できる「Garminシェア」や、ウォッチ上から位置情報やテキストの双方向メッセージが可能な「Garmin Messenger APP」を内蔵し、コミュニケーション機能を強化。

左から、Garminシェア、スポーツアプリ、おすすめワークアウト、トレイルランニング

主な仕様は、本体サイズが51×51×15.7mm、重量が63g(本体のみ57g)。ディスプレイサイズは直径1.4インチ(35.56mm)、ディスプレイタイプは半透過メモリインピクセル(MIP)、解像度は280×280ドット、ベゼル素材はチタン、レンズ素材はPower Sapphire、ケース素材は繊維強化ポリマー(FRP)。バンド素材は抗菌UltraFit 2 Nylon バンド(26mm)。

稼働時間(通常/ソーラー)はスマートウォッチモードが約36日間+約54日間、バッテリー節約ウォッチモードが約92日間+無制限、GPSモードが約120時間+200時間、マルチGNSSモードが約80時間+64時間、マルチGNSSマルチバンドモードが約60+30時間、マルチGNSS+音楽再生モードが約22時間、バッテリー最長モードが約210時間+無制限、Expeditionモードが約77日間+無制限。

防水は10ATM(100m)。接続機能はBluetooth、 ANT+ Wi-Fi。衛星測位はGPS、BeiDou、GLONASS、Galileo、みちびき(補完信号)。内蔵メモリは32GB。内蔵センサーは光学式心拍計(第5世代)、ABCセンサー(方位・気圧・高度)、温度計、加速度計、ジャイロセンサー。

ライフログ機能は心拍数、呼吸数、Body Battery、睡眠スコア、フィットネス年齢、ストレス、消費カロリー、週間運動量、血中酸素トラッキングなど。スポーツ機能はランニング、トレイルラン、ウルトララン、サイクリング、トライアスロン、アドベンチャーレースなど

100種類以上。

マップサービスは日本詳細地形図(DKGマップ)、世界のスキーマップ、ゴルフコース、世界11大陸の海外地図のダウンロード可能(無料)、日本詳細道路地図、日本登山地形図のダウンロード可能(別売り)。スマート機能は通知機能、Garmin PayおよびSuica、音楽再生(Spotify、Amazon Music、LINE MUSICのストリーミング配信に対応)など。付属品はUSB-Cチャージングケーブル、製品保証書。

Enduro 3 ビジュアル