オーサムリザルト(撮影:高橋正和)

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 門別競馬場で8月27日(火)に行われるブリーダーズゴールドカップ(3歳上牝・JpnIII・ダ2000m)。89年に創設され、現在のダートグレード競走やJBC競走の礎となったレースで、14年からは牝馬限定戦に変更となった。

 近10年連続で上位3着までをJRA所属馬が独占している。今年も無傷6連勝中のオーサムリザルトをはじめ強力メンバーが顔を揃えているが、地方馬の奮起にも期待したい。発走予定日時は27日(火)の20時ちょうど。主な出走予定馬は以下の通り。

■オーサムリザルト(牝4、栗東・池江泰寿厩舎)

 牡馬顔負けの筋骨隆々な馬体を持ち、力強い走りで無傷6連勝中。前走のエンプレス杯はクビ差だったが、ソラを使ったためで内容的には完勝だった。逃げてよし、差してよし。ゲートに少々の不安を抱えているものの、それをカバーするだけの高い能力、自在な脚質を持っている。揉まれる心配が少ない外枠はプラスで、今回も最有力候補だ。

■サーマルソアリング(牝4、栗東・藤原英昭厩舎)

 デビュー4戦目に芝で初勝利を挙げたが、1勝クラスでは10着、5着、14着と足踏み。だが、昨夏にダートへ転じるといきなり大差圧勝を飾り、2勝クラス、3勝クラスもあっさり突破してOP入りを果たした。総武Sは2着で連勝はストップしたが、兵庫女王盃で3着と牝馬路線で存在感を発揮。今回で初タイトルをつかみ、秋に向けて弾みを付けたい。

■ドライゼ(牝5、大井・真島大輔厩舎)

 デビューは3歳春と遅れたが、いきなり2連勝を飾り、同年秋に3勝クラスまで昇級。その後は白星が遠かったが、今春に待望のOP入りを果たすと、平城京S・9着を最後に大井競馬へ転入した。前走のスパーキングレディーCは7着だったが、マイルは忙しく、小回りも向いていなかった印象。距離延長とコース替わりで、巻き返しを期待したい。

 そのほかにも、ポプラSを制してOP昇級を果たしたシダー(牝5、栗東・本田優厩舎)、復活を期すデリカダ(牝5、栗東・吉田直弘厩舎)、前哨戦のノースクイーンCで2着に入ったサンオークレア(牝5、北海道・五十嵐冬樹厩舎)などが出走を予定している。