怒ったら“即パワハラ認定”…でも怒るのって本当にダメなこと? SNSの声から見えた「怒りを表明する」ことの重要性
感情を爆発させて「キレる」「怒る」ことは、人間関係を悪化させたり、対立を招いたりするため「よくない」とされることが一般的です。特に現代では、「キレる」どころか「怒る」ことも“即パワハラ認定”となるので注意が必要ですよね。しかしネット上では、「“ここぞという場面”では、適切に怒ることも自分を守るために重要」といった意見が、多くの共感の声が集めているようです。
「キレることができないって、実は結構不利だと思う」
まず、感情をあらわにして「キレる」「怒る」ことに対して、「感情はコントロールして理性的に話すべき」「怒りの感情って、コミュニケーション上では不要だと思う」との意見が多数みられました。しかしその一方で、納得のいかないことがあっても何も言い返せず終わり、モヤモヤしたという経験を持つ人も多いようです。
後になってから怒りが込み上げたり、トラウマになったりする可能性もあるため、理不尽な出来事に対して瞬時に反応し、適切に怒ることは、精神衛生や自己防衛のためにも重要なスキルといえます。ネット上には、「時にはキレることが必要な場面は当然あるよね」「理不尽なことに対して、怒りを表明できないとなめられてしまう」「怒るだけで理不尽の標的にされにくくなるよ」「キレることができないって、実は結構不利だと思う」「自分だけでなく周囲の人間を守ることにもなる」といった声が寄せられていました。怒ることは、例えば職場での理不尽なパワハラ、セクハラへの対抗措置としても役に立つことがあるかもしれません。
また、「瞬時にその場で怒る」という能力も意外と貴重なようで、「後になってから『あれって怒るべきだったじゃん』っていつも思う」「その場で表明できないと怒りって意味ないから、瞬発力ってかなり大事」という声がありました。
一方で、「キレることには慎重になるべき」との反応も。常に怒りをあらわにしていると、“ただのヤバい人”だと思われてしまうため、「怒るにしても、怒鳴ったり恫喝(どうかつ)みたいになるのは危険。『怒ってるよ』を伝えられればいいだけだから」といったアドバイスも寄せられています。
ただし、適切な場面を間違えると、「話を聞かずに急に怒り出す」という、相手からしたらまさに理不尽な対応になってしまいます。ここぞというときの見極めが、「怒る」ことの大事なポイントになりそうですね。人間関係における「怒りの感情」について、あなたはどう思いますか?